7月1日からレジ袋有料化:ようやく世界基準へ
ただでもらえる時代は終わり
日本では、7月1日からプラスチック買い物袋の有料化が始まりますね。英国でもイタリアでも買い物袋は有料がデフォルトだったので、帰国のたびにスーパーで多少多めに配られるプラ袋に戸惑いを覚えていました。日本もようやく、、、といった感じです。
先日ブログで紹介した、心に残ったドキュメンタリー映画の一つ「 A Plastic Story」で、誤ってプラスチックを食べてしまった動物達の苦しむ姿、プラごみに埋め尽くされた海域やビーチの映像を見て、プラ処理問題(プラス消費問題)をなんとか解決できないものかと悶々と小さな脳みそで考えています。
増え続けるプラごみの山、海の環境破壊、などを考慮すると、これまでにもらって当たり前だったプラ袋を有料にすることで、使用そのものが減るのであれば、私たち一人一人が将来の地球にたいして行える小さな貢献だと期待しています。
イギリスのスーパーの有料袋たち
おおよそ値段は5ペンスから15ペンス。何度でも繰り返し利用ができるしっかりした作りになっているものが多いです。リサイクルプラが使用されているのも特徴です。
中央アジアでも有料済み
ちなみにカザフスタンでもプラスチック袋は有料でした。日常生活でほとんど話題にのぼることもない国でも(失礼)、すでに対策は取られていて、有料と聞いたときはちょっとびっくりしました。発展途中の国だからこそ、ごみがどんどん出てくるだろうし、燃えないごみの処理をどうするのかは万国共通の課題なので当然かもしれません。
これまで無料だったものにお金を払うことに最初は抵抗があるかもしれませんが、数年すれば慣れるかと思います。
ゴミをゴミ箱に捨てるだけ
全体のゴミ排出量を削減するのはもちろんですが、海ゴミを減らす一番簡単な方法は、出たゴミをきちんとゴミ箱に捨てること、それだけです。ダウンタウンの歩道やビーチサイドはゴミだらけのスコットランドの街に住んでいるからこそ、先進国に住む人たちがなぜゴミ箱にゴミを捨てられないのか、不思議に思ってしまいます。先日ロングウォーキングをした公園でもピクニックゴミが丸々一式残されていました。もちろん日本でも同様の問題はありますが、日本やイタリアと比べてもスコットランド人のゴミの取り扱いに対するマナーは比べ物いならないほど悪いです。綺麗なイメージがあるだけに、残念です。