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海外生活(アメリカ・ドイツ・イギリス)20年目、Proseccoの日々観察記です。2021年夏ヨガティーチャートレーニングに挑戦しました!

嫌な相手の幸を願ったら状況が好転したという話

The certainty of misery is preferable to the misery of uncertainty.

-- Virginia Satir, an American Psychologist

 「不幸であるという確実さの方が、不確実であるという不幸よりも好ましい」

今回のインド人との一件で強く感じたことです。人は、自分が不幸である、不幸になる、大きな問題が起きている、と確証できる時よりも、この後どうなるか見えないわからない、と不確実なことに直面する時の方が不安で不幸になりやすい、ということです。要するに自分でコントロールできないこと事柄については、考えても考えても解決方が見つからないため不安の度合いが増加していきます。

満月デーの土曜日、不確実で満たされた毎日から少しだけ脱却することができました。

あれこれ言い訳をして問題解決を先延ばしにしようとしていた、あるいは問題自体をなかったことにしようとしていたインド人が具体的な解決策に応じたのです。つまり、互いに合意した金額の4分の1を支払ったのです。残りは分割で月末までに支払うとのことです。

会うたびに話が変わり、話をすり替え嘘をつかれ裏切られてきた側としては、悲しいことに100%彼の言葉を信用していません。ただ、初めて自分の中の「良心の呵責」を告白しました。

「お互いにビジネスでは間違いをした。そして自分には悪い良心があり、それを解決するためにも支払うことにした」と。

カルマという、自分の行いは良くも悪くも自分に返ってくるという哲学発祥の地インド出身の人のことですから、やはりどこかで自分の不誠実な行いに気づき始めたのかもしれません。同時に私自身も、今日まではこの件に関しては常に心がざわつきどうせまた裏切られるはずとの思いから、カルマという名のものとに、悪しき行いへの復讐は、神というか天に任せて、と思いつつ心のどこかでインド人とその家族の不幸を願っていました。本当に意地悪いし、最悪な思いです。

でもその日の朝は、これまでと違ったアファメーションを行いました。

「今日でこの問題は解決します。そしてインド人も私の彼も私もこれを機会に、それぞれより良い素晴らしい人生を送っています。」と。

不確かな現状を確かな思いへと変えていく。具体性にかける漠然とした思いですが、自分たちだけでなく、インド人の幸を願い現実に起こっていると自分の中に落とし込んだ結果、インド人から先の言葉があり、前向きな行動(支払い)がありました。

物事を解決するには、怒りではなく、悔しいけれどどんなに嫌な相手であっても、その人の幸せを願い、記憶の中からその人を笑顔で送り出すことで、「思い・しがらみ・過去への執着」を手放すことができ自分自身に幸せがやって来る、という体験をしました。

ビジネスも恋愛も、人間関係よりよいものにする基本は、同じで、思考や意識を変えることで未来が変わりますね。

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幸運をもたらすという高野山で見つけた三鈷の松で拾った三つ葉のおかげでしょうか。

 

 

 

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