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海外生活(アメリカ・ドイツ・イギリス)20年目、Proseccoの日々観察記です。2021年夏ヨガティーチャートレーニングに挑戦しました!

ありがたいお仕事の依頼。どうしても苦手な人がチームにいたので断ったという話(涙)

久々にお仕事の話題です。

地元発で世界的に展開する某優良企業さんからとあるプロジェクトに日本市場アドバイザーとして参加してもらえないかと依頼がありました。プロジェクト内容は、自分が過去5年近く関わってきた分野で、今後の自分のポートフォリオにも、自分たちの会社の売り上げにも貢献できるので、お話をいただいてからは、ワクワクドキドキ、楽しみでいっぱいでした。

最初の依頼はお電話で、簡単な挨拶と仕事内容の確認のみでした。引き続きメールでやりとりしている中で、実は日本の某有名コンサル企業のコンサルタント(C氏)もチームに入っていることが判明しました。このC氏とは数年前に知り合い、共通のクライアントさんのプロジェクトに外部エキスパートとして互いに参画していました。

知識・経験豊富なC氏の、ミーティングでの発言内容、次へつなげるための提案の出し方、物怖じせず強引なくらいな気もするけれどプロフェッショナルとして必要な未知のエリアへ進んで行く積極性、探究心、などなど学ぶべきところがたくさんありました。

が、どうしてもどうしてもどうしても、好きになれませんでした。

久しぶりに彼の名前を聞いて、数年前の嫌な記憶がよみがえり、せっかくのドキドキワクワクした気持ちがオロオロソワソワ、一気に憂鬱な気分になってしまいました。

私は基本人によって態度を変える人、特に、強いものには親切で、弱いものには横柄になる人、をあまり好きではありません。男尊女卑が甚だしい時代錯誤な人はもっと嫌いです。

20代前半でこの二つの性質プラスセクハラ言動をする「おっさん」連中とがっつり関わってきた経験と、日本に比べて女性が堂々と意見をいい働きやすいアメリカでの学生・勤務経験、恋愛においては性別の役割を特に強いられず対等な関係性を築いてきた経験から、コアの価値観を踏みにじられにくい環境を求めてきたし、そういった環境でいられるよう砦を築いてきたため、幸いにも日本人との仕事でも上司、同僚に本当に恵まれていました。

だから余計に、それも紳士淑女のお国柄であるイギリスで、それなりの礼節を重んじ、互いに人としてのリスペクトを持った人間関係を築いていた私にとって、C氏と関わる中で彼の言動には、日本人として恥ずかしいものや、目に余るものがありかなりショックを受けました。例えば、かなり酔った勢いでクライアントさんの前で私個人に対して信じられない言葉を投げてきました。海外出張でスコットランドにきており、多少気が大きくなったのかもしれません。またチームの中で最年長であったことも、強引傲慢で横柄な態度になってしまった一因があると思います。 当時出張同行中で自宅から離れていた私はその晩パートナーに電話をして悔しくて泣きじゃくったのを覚えています。発言に対しては、翌日、本人も反省したのか謝罪してきました。それくらい暴言をはいた、ということです。

この出来事以外にも到底受け入れがたい細かな言動が多々あり、最終的に人としてC氏を受け入れられなくなりました。プロジェクト期間も短期間だから乗り越えてやる、これが終われば関係ない、との気持ちで挑み、プロジェクト終了とともに関係性が途絶えたため心底安心していました。(途中一度メールが送られてきましたが、嫌味な一言が書いてあったので無視しました。不愉快になる一言多い人ってたまにいませんか。)

彼がチームに入っていることが判明した時、即座に仕事を依頼してくれたディレクターに電話を入れました。お仕事には興味があるが、残念ながら過去の仕事でC氏とは関係がうまくいかなかった、心地よく仕事が出来ると思えないので今回はお引き受けできません、と。

せっかくのチャンス。自分が変われば世界が変わる、と言いますが、ひとつ大人になって、プロフェッショナルとしてC氏と前回とは違った関係を築いてお仕事を引き受けるべきだったのかもしれません。多少の後悔が残ります。

でも、直接のクライアントでもないC氏に、不必要に気を使うことで心が落ち着かず本領発揮できないのであれば、クライアントさんそのものにご迷惑がかかります。私の気持ちを伝えた後、担当ディレクターは「C氏は僕たちとも問題になるように思えますか」と不安そうになっていました。C氏は日本人以外には非常にフランクでコミュニケーションを楽しんでいるように見受けられたし、日本人でないとわからない感覚なので特に問題はないと思います、と伝えておきました。

お声がかかっただけでもよし、として、これからも目の前のお仕事に真摯に心地よく取り組んでいこうと思います。

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コンサルタント契約の流れ。いつぞやのワークショップでのメモ。

 

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