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海外生活(アメリカ・ドイツ・イギリス)20年目、Proseccoの日々観察記です。2021年夏ヨガティーチャートレーニングに挑戦しました!

スコットランドのスーパー:生鮮食品が消えました

毎日新型コロナウィルスの話題で正直うんざりしている人も多いかと思います。1月から日本の状況について情報収集していて学校閉鎖などで山場を迎えたかと思えば、今度は住んでいる国と近隣国での状況が日本以上になってしまい溢れかえる情報に気疲れしています。それでも日常生活は続いており、直接的な影響はないとのんびり構えていたのですが、大違いでした。

!!!食料品が売り切れてありません!!!

普段は徒歩5分以内の大型店系列の小さなスーパーで買い物をしています。少し割高ですが、一通り食材がそろっているし買いすぎることもないので冷蔵庫代わりにほぼ毎日通っています。コロナパニックが始まってトイレットペーパーやパスタが品薄になっていましたが、お店の規模が小さい分見た目のインパクトが少なく「まぁ仕方ないな。入荷をおとなしく待とう!」とあまり気にしていませんでした。

今週に入りティッシュペーパーがなくなってしまい、小さなスーパーでは数日品出しがなかったので久しぶりに大きなスーパーに出かけました。

ニュースはもちろんのこと、友達からも「このスーパーもあのスーパーも商品の在庫がない!」と言われていてある程度は覚悟していたのですが、実際物がない状況を目の当たりにして言葉出ませんでした。いや、「Fxxk」連発でした。。。

日本でも報道されていたようにトイレットペーパーやアルコール消毒液、パスタなど保存ができる食料品だけではなく、ハウスクリーニング類全般からお肉や野菜など生鮮食品までもがすっからかんだったのです!

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すっからかんのパンコーナー

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すっからかんのお肉コーナー

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すっからかんの野菜コーナー

ヨーロッパ大陸から輸入された製品ならしも、なぜ英国産のポテトや人参、牛肉、鶏肉がまとめ買いされるのかわかりません!政府が人々の行動を制限し、一定数の人が集まる集会などを避けるようにとアドバイスがありましたが、農業などあまり人と接点のない産業の停止は訴えていません。(このアドバイスが曖昧すぎてさらに不安を煽った、とも受け取れますが。)大手スーパーチェーンはこぞって保存・補充用のための購入を一人あたり一品3−4点まで制限すると発表しました。そうでもしないと本当に必要としている人に製品が行き渡らないからです。

イギリス人の「不透明な状況」に対するパニック度合いが日本人以上で驚き、あらためて人の卑しさ・虚しさを知って心が痛くなりました。もともとケチな(倹約的な)国民性が知られていますが、自分たちさえ良ければ、との表れなのかもしれません。

気分が悪くなるのでしばらく大きなスーパーに行くことはなさそうです。近所の小さなスーパーも一部商品が品薄ですが、このあたりは皆徒歩で買い物に来る人ばかりで大量買いする人はおらず節度を守ってる人が多いです。明らかに物がないようには見受けられません。ただ、この感覚自体「物で溢れかえっている」「満ち足りすぎている」日常に慣れすぎている証拠なので、今一度、社会生活のあり方を私自身、いや先進国の人たちが考える時なのかもしれません。

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