初エジプト、初リゾートの旅の思い出の9割以上がキラキラ素敵な思い出ばかりです。いや、初っ端から出足くじかれた苦い体験も終わりよければ全てよし、最終的には色褪せてしまいまいした。まばゆい思い出に浸るだけでなく次回への自分たちへの教訓と、これからエジプト・フルガダ旅行される方に向けて注意事項を記録しておきます。
フルガダ空港での入国ビザ購入
到着後、最初にしなければならないのは観光ビザの購入です。搭乗飛行機の座席が前方だったため、入国審査場に向かう旅行者も少なく、我先ゆかんと前を行く彼らを駆け足で追い越しながら、ビザ購入場所を目指して意気揚々と前進しました。
が、ここで問題。目印を見落としたのかビザ購入場所がわからず、税関前にずらっと連なるツアー会社のブースの前で立ち往生。あれでもないこれでもないと、正規の窓口を探しながら一番奥のブースまで到達してしまいました。現地スタッフらしき人に質問しようとしたところ「こっちに並んで」と言われ、欧州人がすでに並んでいた列で待つこと数分。
「ビザはUS30ドル、パスポート、パスポート」と急かされ、あれ、ビザ料金はUS25ドルなのにおかしいなと不安がよぎったものの、周りの旅行者もそこで手続きしているのを横目にしながら、パスポートと、100ドル紙幣を出してしまいました。
無事にビザスタンプが押されお釣りも40ドル返してもらったのですが、「ぼったくられたかも?」「いやでも、空港内、それも入国審査前であり得る?」と、脳内で自問自答しながら入国審査へ移動、愛想悪い審査官によるやり取りで1分ほどで終了し無事入国できました。
ビザ料金が気になった彼が他の旅行客にビザ料金について尋ねたところ、事前情報通り25ドルだったと判明。してやられたり、です。
後日TripadvisorやGoogle mapレビューで調べたところ、同様に引っかかった人のコメントを多数見かけました。正式なビザ購入場所は、Agricultural Bank of Egypt と書かれているブースだったようです。言い訳がましいですが、もし飛行機の後方座席で出るのが遅かったら、いや、先にトイレに行って少し時間を置いてから向かえば、正規窓口でビザ購入のための列ができていたはずなので迷わなかったと思っています。エジプトについて一刻も早くホテルへ行きたい、と浮き足だっていたせいで正常な判断ができませんでした。
なおUSドルでなく、英ポンドやユーロだとそのまま25ポンド、25ユーロ、徴収されるみたいです。いざという時にUSドルは持っておいた方が良さそうです。
買い方を教えてくれていたYoutube。先に見ておけば良かった(涙)
あと、入国審査前に、出入国票を記入する必要があるのですがビザ購入した際に用紙がもらえます。格安航空だったからか説明もなく入国審査まで結構バタバタしている人がほとんどでした。
タクシー事前予約 via Booking.com
ホテル予約をしたBooking.comのサービスで、「空港からホテルまでのタクシー代が無料」とあり、事前予約することに決めました。到着後現地でドライバーと交渉しても良かったのですが、エジプトポンドに両替できるかわからなかったし料金相場もわからずうまく交渉できるか自信がなかったのでやむを得ずの手段です。
ただ、予約をする際にこちらも不安要素がありました。フライト情報を入力した際、自動で表示された到着時刻が、実際と6時間遅かったのです。Booking.comへ事前確認した際に、タクシー会社は当日の到着時間を調べているから問題ない、と回答があったので多少不安ではありましたがキャンセルせず現地へ向かいました。
すでに、ビザでぼったくられたことで私も彼も互いを攻め合いかなり不機嫌(笑)な状態。ターミナル外で、ネームプレートを持ったドライバーがいると聞いていたにも関わらず見当たらずますます最悪の状態になってしまいました。前日にもらったwhatsappメッセージに返信するも既読にはなるものの回答がない。幸いにも彼の海外からもコールができる仕事用のスマホを拝借しタクシー会社に連絡した時には、到着から1時間が過ぎていました。結局すぐ来るはずのタクシーをさらに1時間くらい待って、ようやくホテルへ移動ができました。
少しでも不安だな、と思ったことは、不安なまま終わりました。日本や英国と違う、肝に銘じます。
ホテルから空港のタクシーは、同様にBooking.comで予約しましたが、当日予約にも関わらず依頼した時間に到着しており完璧でした!必ずしもBooking.comタクシーが悪いわけではありませんのでご安心を。
ホテルスタッフの連携
ホテルスタッフは基本親切で協力的です。ただスタッフ数が多い割に日本みたいにゲストの伝言がきちんと伝えられていないことが多く、たらい回しにされるケースが幾度かありました。例えば、ひとりぼっち期間に弾丸ルクソール15時間ツアーに参加したく、レセプションのスタッフに尋ねたところ、案の定、「明日朝一番に来て」「いやランチ後に来て」など、毎回回答が違う、などです。結局ルクソールツアーは残念だけど断念しました。弾丸ツアーなので朝3時起き。体力的にきついなーと思っていたのであまり後悔はないのですが。。。ホテル外でやりたいことは、マネージャーかアシスタントマネージャーなどリーダー格にお願いするのが一番です。
次回はBooking.comで事前予約をしておきたいです。
あと、できるだけ確認事項や希望はBooking.com経由で伝えデジタルの記録をとっておくことが重要です。今回レイトチェックアウトを希望しており事前に確認していました。案の定スタッフによってレイトチェックアウトの料金が異なったのですが、 Booking.comでのやり取りを証拠として掲示したところ、言われていた追加料金と時間で納得してもらえました。
ぼったくり料金すぎるホテル隣接ショップ
今回料金を抑えるために、格安航空を利用し預かり手荷物なしだったので持って行くものに限りがあったことから、彼の使い捨てひげ剃りを現地購入すると決めていました。ホテルのショップよりスーパーの方がはるかに安いとは聞いていたものの、欧米価格からすれば大したことないだろうなとたかを括っていたのが間違いでした。なんとひげ剃り3本で、500エジプシャンポンド、日本円で1500円越え!物価が高いイギリスでもここまではしないよ〜。通りでショップないはいつもお客さんがいなくて閑散としているわけだわ。
預かり手荷物料金よりもはるかに安いため自分自身を納得させたけど、ぼったくり度のレベルが酷くてびっくりしました。悔しいから、オーバーツーリズムで悩まされている日本の都市が外国人旅行客料金導入することを絶大的に支援いたします(間接的リベンジ・笑)
フルガダ空港出国
空港内に入るためのセキュリティ、チェックインカウンターでのパスポートチェックと出国票受け取り、さらに出国審査、セキュリティチェック、そして最後のパスポートチェック。いくつ列に並んで待たされただろうか。一瞬旅の思い出が全て書きされるんじゃないかと疑うくらい快適とは対極の体験でした。
私たちは預かり手荷物なしだったのでそのまま出国手続きをするため列に並んでいたところ、どうやら出国カードがいると判明、それも出国カードは搭乗予定航空会社のチェックインカウンターでしかもらえないという。慌ててチェックインカウンターへ移動したところ、なかなかの待機人数に唖然としました。こういう時に限って運悪く非常に時間のかかるグループにあたってしまい列は一向に縮まらず。とにかく待つことが嫌いな彼はイライラピークで、余計に疲れました。なお、私たちの審査は比較的スムーズでした。
出国カードを手にしていざ出国審査場へ再移動。こちらもタイミング悪く手こずっている乗客の後ろに並んでしまいました。疲れているからかこういう時自分の列の動きが一番遅いと感じますよね。ゲート入り前のセキュリティでも長蛇の列。セキュリティシステム通過用のプラスチックのカゴはベルトコンベアに一つしか載せられないため、流れ作業はかなりぐだぐだです。かなり無愛想なスタッフによりボディチェックは逃走反応が出るくらい至近距離すぎて不快だったし。セキュリティを済ますと、航空券にスタンプをもらうために用意されたノートに個人情報を記入する必要がありました。
最後の難関を終えたー!と思ったの束の間。英国便だったからか、極め付けの航空券のチェックがありました。はぁ疲れた。
なお日本のパスポートが珍しいのか英国便なのに日本のパスポートで搭乗するからか意図が不明なのですが、どの担当者にも「アーユーフロムジャパン?」と質問されました。その都度 I am originally from Japan but I live in the UK と回答しておきましたが、疲れている中めんどくさかったです。
おまけ:ロンドンで嵐に巻き込まれ飛行機キャンセル!
げんなりさせられたフルガダ空港で嫌な思いも最後かと思いきや、実は直前にロンドンからスコットランドに戻る便が嵐の影響でキャンセルされ、翌日月曜日に振り返られました。どうしても日曜日中に家に到着する必要があった私たち。空港に到着した午前3時からてんてこ舞い。ロンドンリュートン空港→ロンドンヒースロー空港→ロンドンビクトリアへと移動し、12時間かけてバスで北上するはめに。行きはよいよい帰りは怖い、を実体験した旅となりました。
久しぶりのネガティブブログ。かなり感情を抑えたつもりです・笑
今年最後のバケーション旅行記もこれで最後です。お読みいただきありがとうございました。