ヨガティーチャートレーニング記録1:ホリスティックヨガとスピリチュアルへの抵抗
記憶力アップのため学んだことや自分なりに理解していることを、ブログでシェアしていきます。これからヨガを始める方、ヨガを始めたけれどもう少し奥深く学んでみたい、あるいはYTTを始めようか悩んでいる方の参考になればと思います。
ホリスティックとは
英語圏ではよくHolistic Medicine/Treatment(ホリスティック医薬・医療)とかHolistic Education (ホリスティック教育)、Holistic Management (ホリスティック経営)とか、頻繁にHolisticという言葉が使われています。
ホリスティックは日本語では「全体的な」という意味ですが、物体・性質・環境・精神などありとあらゆる部分・個体が相互に関係しあっていることを含めた「全て」を指しています。医学、経営、教育などであれば社会、生活環境、あるいは個々の性格だったり、場合によっては精神的なもの=マインド(意識)、無意識、神とか高次元とかスピリチュアルな部分も含めてプログラム・ビジネスプラン・カリキュラムなどを組み立てるのが特徴です。
ホリスティックヨガとは
TravisとLaurenが考案・提唱している「ホリスティックヨガ」は、主にパワーヨガの動きと呼吸をリンクさせながら、筋力・バランス・柔軟性・スタミナを均等につけ、体を強化し活性化させることを目的としています。つまり、運動をしながら心と頭を統一させていく「動く瞑想」です。身体運動だけでなく、座位での瞑想や呼吸法、チャント(詠唱)、解剖学、哲学、アーユルヴェーダやライフスタイルなど、全体的=ホリスティックな自己・精神マインドの成長(Small Self to Big Self)を体感することを目指しています。このホリスティックヨガフローティーチャートレーニング(HYFTT)はいわばヨガを通じたスピリチュアルな旅と位置付けられています。
スピリチュアルへの抵抗
長年、ヨガ=ストレッチ、ランニングなどの有酸素運動よりも軽めの身体運動、として捉えていた私は、ヨガのスピリチュアルな側面、特にアジア(インド、中国、日本)のスピリチュアリズムや哲学に傾倒・盲信している西欧人と向き合うことに抵抗がありました。ヒンドゥーにしろ仏教にしろ禅にしろ現実を知らずに、少し美化しすぎてるところがあるなぁと、そういう人たちと出会うとどこか冷めた気持ちで話を聞いていたこともあります。何しろ、カリフォルニアにいたときはダライ・ラマ崇拝者が多かった。
一方で、寺社仏閣巡りは大好きだし、ご先祖様の御墓参りは重要だと感じているし、パワースポットと呼ばれる場所で言葉では説明できない気・エネルギーが存在するのも体感したことも多々あります。ザ・シークレットが流行った頃は、引き寄せの法則を信じいろいろ「何か」に願いをかけていたし、芦屋の高級住宅街に住む怪しい不思議なエネルギーを持っているという中国人に水晶ブレスレットを作成依頼したこともあったし、手もとにやってきた石が持つエネルギー効果を信じて毎日身につけていた時もありました。
「スピリチュアル」に興味があると公言したくないけれど、目に見えないエネルギー・パワーをどこか心の奥底で信じている私。否定できません。
スピリチュアル=魂、勇気、活力、呼吸
Spritual の語源はフランス語のEspirit からきており、これはラテン語のSpiritus やSpirareが由来だそうです(ウィキペディア調べ)。Spiritusは魂や勇気、活力、Spirare が呼吸の意味で、「人が生きていく上での気・エネルギー」だと解釈しています。
だとすると、あまり好ましくないイメージでスピリチュアル的なものと接するのでなく、意識・無意識レベルの改革=自己成長を誘導してくれる重要な気・エネルギーと捉え、自分なりのスピリチュアルな旅を楽しもうと思っています。
深い意図・意思 Deep Intention
このトレーニングを始めるにあたり、自分の奥底にある意図をFBグループ内で共有することになっています。投稿前に思いつくままメモしたのが:
- 自分や周りに思いやりをもつ
- 自分の過去の実績、行動、言葉を信じる
- ポジティブな成長にのみ集中する
- React (よく考えず反射的な応答)ではなくRespond(よく考えて応答)する
- 自分のいる場所を受け入れる
これは、自分が正しいという独善的な態度や振る舞い、自己・他人批判癖、完璧主義を手放したい、という根底にある願いからきています。
そして最終的に決め仲間と共有した私の意図は、謙虚さ=Humbleness です。
前述した中国人からパワーストーンブレスレットを作ってもらった際、「謙虚になれ」と一言いただきました。当時はあまり意識していなかったのですが、自分の傲慢さ、心の中だけれども常に自分が正しい、上から目線な自分を常に省みつつ、そのことがずっと引っかかっています。この意図=インテンションと向き合い正しい方向へ導いてくれるのがスピリチュアルの真意かもしれません。