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海外生活(アメリカ・ドイツ・イギリス)20年目、Proseccoの日々観察記です。2021年夏ヨガティーチャートレーニングに挑戦しました!

ドロミーティの麓でデトックス:天然温泉テルメ

ドロミーティ世界自然遺産

ドロミーティ(ドロミテ)は、イタリア側のアルプス山脈の一部で、ベネト州ベルーノとトレンティーノアルトアディジェ州のスードチロル地方とトレンティーノ地方の3地域にまたがる広大な石灰石の地層が美しい連峰です。最高峰は3343メートルのマルモラーダ山で、あまり高くはないのですが、2000メートル級の山々が果てしなく連なっており壮大な景色を生み出しています。

ドロミーティといえば、夏の登山やロッククライミングの場所としても有名ですが、冬はコルティーナダンペッツォをはじめ世界屈指のスキーリゾート地があることでも白れ、クリスマスからシーズン終了の3月中頃までにかけて毎年大勢のスキーヤー・スノーボーダーがイタリア全土、ドイツやロシアなどからやってきて大賑わいの観光地です。(ホテル代は夏よりも高騰します!)

Mountain Lovers

私のパートナーの友人はほぼ100%ベネト出身で、ドロミーティの子供の頃から大自然を身近に感じて育ってきた人ばかりです。ドロミーティの山々に対する愛情も格別です。ここで夏は山登りとロッククライミング、冬はスキー、それもスキーマウンテニアリングと言って、リフトやゴンドラを使わずに、途中まではスキーを担いで、以降はスキーを履いて頂上まで歩いてから滑るというハードなウィンタースポーツをしています。

ウィンタースポーツをしない人の冬山の楽しみ方

私はウインタースポーツは過去にスキー1回、スノボ1回しかチャレンジしたことがありません。だから雪山に出かけてもすることがなくいつも冬は旅行が限られ、彼に申し訳ないなと思っていたのですが、2年前の冬をイタリアで過ごした際に「彼がスキーをしている間にテルメでリラックスする」という二人ともがハッピーになる素晴らしいアイデアを思いついたのです!この冬も、テルメありきでスキーをする山を探して貰いました。

ドロミーティでテルメ体験

ドロミーティにはテルメが設置されているホテル、いわゆる温泉付きホテルはたくさんあります。でも、日帰りのテルメやスパ施設がない上、温泉付きホテルは、日本のホテルと同様、宿泊客のみが利用できるものがほとんどで外部へ開放されていません。観光案内所に連絡をしてようやく見つけたのがこちらのホテルでした。

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ホテル La Maisonと美しいドロミーティ連峰

料金は30ユーロで、宿泊客がスキーに出かけている間、朝10時半から午後2時まで利用が可能です。料金には、スパ利用とタオルと、ガウン、ボディーソープがついています。ロッカールームは男女別で、女性側はかなり手狭でした。個別の着替え室、お手洗いと、シャワールーム、洗面&ドライヤーもあり、一通りは揃っているので湯上り後の洗面用具・化粧品などさえ持ってこれば気軽に利用できる施設です。私が入室したときは、私を含めて4名いたのですが、なぜかそれぞれ連番でロッカーがあてがわれ、上下両隣に荷物を置かなくてはならず、窮屈で着替えがとてもしにくかったです。

テルメは、ホテルの地下に設置され天然光がなく間接照明のみで薄食らくムーディーな雰囲気でした。ぬるめのジャクジージェットバス、通常のサウナとハーブミストサウナとリラックスできる休憩所があり、耳障りにならない程度のBGMがかかっていました。ペパーミントティとワイルドベリーティーが飲み放題で、チョコレートクッキーとドライフルーツも用意されていたのがありがたかったです。

テルメ利用前に施設内は私語禁止の説明があったのですが、訪問客のマナーが高く本当に本当に館内静かで驚きました。おかげで数名一緒に狭いサウナルームに入っていても心を落ち着かせてリラックスすることができました。

隣接しているエステでは、有料でマッサージが受けられ、料金は45ユーロから120ユーロまで、30分から75分コースまで異なる種類が用意されています。マッサージをしてもらいたかったのだけど、スパ施設の利用時間が短く、その間、1時間マッサージに時間を費やすのも勿体無い気がして諦めました。

イタリアの温泉では男女混浴、素っ裸が基本

北イタリアのテルメしかしらないので、全土を語れませんが、基本スパ施設は混浴ですっぽんぽんで入ります。今回の場所は観光地&ホテルだったのか、水着着用ありでもなしでも可能とのことでした。私が入った時は、水着を持ってこなかった友達(女性)一人が全裸、その他女性客2名がトップレスでした。男性は、珍しく皆水着着用でした。私も一応全裸のつもりもしてもろもろ処理をしていたのですが(笑)、水着を着用のまま利用しました。

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頂上が雪で覆われたチベッタ山(3220m)。ドロミーティ山脈の中では高いピークです。

なお、2年前にイタリアのドイツ語圏スードチロル地方のメラノという町のテルメは、パーテションなどの仕切りもない男女兼用のロッカールームと男女混合、衣服・水着着用禁止の施設でした。初めての素っ裸テルメデビューについてはまたの機会に書きたいと思います。

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