Live Life to the Fullest どこにいても人生結果オーライ!

海外生活(アメリカ・ドイツ・イギリス)20年目、Proseccoの日々観察記です。2021年夏ヨガティーチャートレーニングに挑戦しました!

事実は小説より面白く、切ない:ステイホーム中に見た映画・ドラマ

ドキュメンタリー(ノンフィクション)が好き

ロックダウンが始まってから急速にサブスクが増え株価も爆上がりしたNetflix。私たちはここ数年、食後のリラックスタイムとして、毎晩1−2時間ほど、なんかしらドラマか映画を見ています。すでに、Stranger Things(邦題:ストレンジャーシングス)やMoney Heist (邦題:ペーパーハウス)など、世界で大流行したドラマはほとんど見尽くしたのと、シーズン1は面白くてもだんだんつまらなくなる作品が多かったり、予算の都合でキャンセルになったりする作品も多く、最近では「はまるドラマ」を探すのが大変です。

二人がともに、興味のある作品を探して見ていたら、結果、犯罪・裁判系か自然・動物を取り扱ったドキュメンタリーが大半を占めていました。

f:id:Prosecco:20200613204930p:plain

66日間のステイホーム中に見た作品。ドキュメンタリーがほとんど。

改めて履歴を見ると、タイトルだけで内容を思い出せるものもあれば、ウィキペディアで内容を読み返しても、すぐに登場人物や背景など映像が思い浮かばない印象が薄いものもあります。まぁ全てが印象強いとメンタルもパンクしてしまうのでちょうど良いのですが。

コンテイジョンとBig Short (放題:マネーショート、華麗なる大逆転)は2度目です。新型コロナ感染状況の中、コンテイジョンを見ると、ストーリーそのものよりも感染症に対するディテールが現状と同じ部分もあり驚きました。Big Shortは、株を始めたので勉強のためです(本も購入して読みました)。

琴線にふれた作品

最近見たドキュメタリーの中でもとりわけ心に残っているものをピックアップします。ネタバレはありません。日本で見られるか不明ですが、欧米に住んでらっしゃる方ならおそらく大丈夫かと思っています。社会派ドキュメンタリー&動物愛護に興味がある方、またあまり興味ないけど最近見るものないしたまには全然違うジャンル見てみるか、というチャレンジャーな方のご参考になればと思います。

Tiger King (2020)

「タイガーキング」と呼ばれる自称トラが大好きなアメリカ人の男性と、彼を取り巻く人たち、その天敵である同じくトラが大好きなの女性、らを追ったドキュメンタリー。アメリカって不思議な国だな、と思わ動物園そのものの存在すら考えさせられます。

The Innocent Files (2020)

証拠不十分なのに逮捕され、Plea Bargain(司法取引:罪を告白し減刑してもらうこと)を拒み冤罪を勝ち取るまで何十年もの刑期を過ごした人たちと彼らの無実を証明するInnocent Project の弁護士たちの話。今の#BLM運動にも起因する内容です。Innocent Projectの創設者は、OJ Simpsonの弁護団のメンバーであったスター弁護士です。

Sour Grapes (2016)

高級ワインオークションをめぐる詐欺の話。騙す人はもちろんですが、見栄やエゴが故に騙される方も致し方ないな、と思わざるを得ませんでした。ワインに興味があるので個人的に面白かったです。

A Plastic Ocean (2016)

タイトル通り、海のプラスチック汚染がひどいという話。プラスチックを誤って食べてしまい消化が出来ずに死んでしまうクジラやアザラシ、海鳥たちを見ると心が痛みます。

Born to be Free (2016)

ベルーガイルカ(シロイルカ)を海外(主にアメリカ、日本も含まれる)へ売るために、残酷な方法で捕獲し、捕獲後は悪環境で取り扱っている状況を告発したロシア発ドキュメンタリー。何も考えてなかったころは大好きだった水族館。サンディエゴのシーワールドはシャチのショーをみるために何度も訪問しました。動物園と同様、自然界に生きていた「捕獲動物」を商売として見せる意味と価値を考えさせられます。

History 101 (石油とプラスティック編)

ファーストフード、宇宙開発、石油、ロボット、エイズなど、日々の暮らしに関わりがある様々なトピックをインフォグラフィックを使って端的に分かりやすくまとめてあり、すべて興味深かったです。A Plastic Oceanを見た後だったので、プラスチックについてのエピソードはグッとくるものがあります。

ドキュメンタリーを見て思うこと

昔から琴線に触れるのはドキュメンタリーや実話に基づいた映画、あるいは社会に対して問題提起をしている作品です。社会のことや経済のことを学び、私なりに考えて行動したい性格からかもしれません。同じくドキュメンタリー好きで、自然と自然界に生きる動物が大好きな彼とは、動物が虐待されている、またその虐待に目を向けず商業施設で「可愛らしさを売りに」商売している人たちについて、見ている最中から文句を言いまくっています。二人の会話がヒートアップしすぎるときもあります(笑)

動物関連のドキュメンタリーをみると、家畜ではなく自然界にいるべき動物たちはできるだけ自然界で、彼らのコミュニティの中で住ませてあげたい。そして彼らの住む場所を綺麗に保ってあげるのは私たち人間の役目、と強く思っています。

追記:マイナーだけど、おすすめのフィクション映画・ドラマ

この期間外ですが、プロット仕立てが面白く心理を揺さぶられ今でも強く印象に残っているフィクション映画は「The Guilty」(2018年、デンマーク)です。舞台もほぼ1箇所(一部屋)のみ、主人公と相手2人の会話だけでストーリーが展開される作品で、長編小説を読んでいるような感覚に陥ります。

PVアクセスランキング にほんブログ村