簡単ごはん:イタリア人(男)が喜ぶ豚バラブロック焼き
お肉が安いイギリス
イギリスでは、日本のレシピで頻繁に活躍する薄切り肉が少ないのでつい牛ステーキだのポークソテーだのカリカリチキンだの食いっぷりの良い男子が喜びそうな「焼くだけのがっつり肉料理」が多くなります。幸いなことにお肉類は非常に手頃な価格で揃うので懐にも優しく家計に大助かりです。
豚バラブロックをフライパンで焼くだけ
最近のお気に入りは脂たっぷり豚バラブロックのソテーです。こちらで豚バラのことをポークベリーと言います。今回使用するのはポークベリースライスですが、スライスといってもかなり厚みがあるブロックステーキのようです。
前回のトマトソース同様、相変わらず時短ではありませんが、少しの材料でちょっと時間をかける、といっても冷蔵庫で寝かせる時間だけですが、お肉に味が染み込んでかなり美味しくいただけるオススメレシピです。
材料(2−3人分)
ポークベリースライス 500g
塩・こしょう 適量
にんにく 2片(1つはすりおろし、1つはスライス。お好みで増減してください)
オリーブオイル 大1くらい
パプリカ 1個(添え野菜用)
作り方
1。ポークベリースライスに塩こしょうを全体にふりかけ、すりおろしたにんにくを肉に均等に刷り込ませます。スライスしたにんにくはお肉の上に並べます。(うちのイタリア人は塩こしょうが効いている方が好きなのでこれでもかというくらいに、どちらもしっかりふりかけます。)すぐに調理する場合は最低20分常温で寝かせます。1時間以上後に調理するの場合は冷蔵庫で寝かせ、調理20−30分前に冷蔵庫からお肉を取り出し常温に戻してください。(寝かせる時間は長ければ長いほど味が染み込んで良いです!)
注:ここで言う常温とは、夏でも室内温度が20度以下のスコットランドを基準にしています。夏の日本など、高温・熱帯地域にお住みの方は適宜室温に戻す時間を調整してください。
3。フライパンを熱してから、オリーブオイルを入れてさらに熱します。ポークベリースライスに並べておいたにんにくスライスを炒め、香りが出始めたらお肉をフライパンに並べてじっくり焼きます。
4。ある程度お肉に焦げ目がついたらひっくり返してさらに色づくまでじっくり焼きます。途中にんにくが焦げそうになったら取り出してください(あとで使います)。
5。(添え野菜)パプリカを食べやすい幅に切って、ポークベリーから出た油で炒めます。取り出していたにんにくをパプリカと混ぜ合わせてさらに香り付けをします。
6。両面こんがり焼けたら完成、お皿に盛って完成、いただきます。
安くて美味くて満腹感が味わえる一品
ご飯もすすむしラガー系のビールのアテにもなる、ポークベリースライスの塩とこしょうとガーリックオリーブオイル焼き(長いしそのまんまのタイトル)。ポークベリースライス(500g)は近所のスーパーで2.75ポンド(350円前後)で売っています。小さなスーパーでも常備されていて簡単に手に入る食材なので、イギリス留学中の学生さんや節約生活をされている方々にも最適だと思います。
脂身が多いのでダイエット食には不向きですが、食べた分、明日エクササイズ頑張るぞーと、モチベーションにもなるので(いたって前向き!)毎度がっつり食べてます。