簡単ブランチ：りんごのパンケーキ（砂糖不使用）

イギリスのスーパーに売られている果物の中で、ぱっと目を引くのが数種類の「りんご」です。イギリス国産のりんごもあるにはあるのですが、どちらかと言えばフランス、オランダ、ニュージーランド、チリ、南アフリカなど輸入品が占めています。(ガーディアン紙によると市場に出回っているりんごの90%弱が輸入物とのことです。)

数少ない国産の中のロイヤルガラという品種を好んで食べています。

スーパーのりんごコーナー。日本のものよりも小ぶりです。

お味は、日本のりんご、特に秋冬にかけて出回る旬のりんご（私が好きなのはふじ）には足元にも及びません。だからそのままで食べるのではなく一旦火を通したりんごを食べるのが習慣になりました。翌週末に作るのがりんごのパンケーキ。材料5つだけのシンプルレシピです。

材料（１−２人用）

りんご　イギリスサイズの１個（日本なら半分）

小麦粉　半カップ（50cc）

牛乳　70 cc

塩　少々

バター　適量

作り方

１。りんごの芯＆種を取りできるだけ薄く切る。皮はお好みで。

２。フライパンを熱してバターを入れ溶かす。

３。フライパンにりんごを並べる。小〜中火で軽くりんごがしんなりこげ色がつくまでじっくり焼く。

４。ふるった小麦粉に牛乳を追加し、だまがなくなるまでかき混ぜる。塩をひとつまみ追加。

５。りんご片面に焦げ目が少しついたらひっくり返してもう一方の面を焼く。

６。４をフライパンに流し込み、全体にまんべんなく広げる。

７。生地に全体に気泡ができ始めたら裏返す。

裏返し方について: 私はプロの料理人のようにかっこよくフライパンを振って具材をジャンプさせてひっくり返す「フライ返し」ができません。ちょっと面倒ですが以下の方法を使用してひっくり返しています。

フライパンから、スライド移動でお皿に移す。この際、使用するお皿はフライパンより一回り大きいものを使うこと。

フライパンをお皿にかぶせる。

お皿とフライパンを反転させ、火に戻す。移動の際フライパンからお皿が離れないよう注意する。

生地がひび割れることもなく上手にひっくり返すことができました〜！

裏面にざっと火が通ったところでお皿に移して完成。

今回はハチミツをかけていただきました。りんごの甘みが十分出ているのでこのまま食べても美味しいです。

アップルパイやアップルケーキを作るのは時間がかかるし面倒だけれど、これならミニフライパンひとつでできるので比較的短時間で作れます。あとパンケーキ分をしっかりさせたい場合は小麦粉と牛乳の分量を1:1にしてください。ガッツリブランチになり腹持ちが良くなりますよ。