英語が使えて世界が身近に感じられる業界 - Live Life to the Fullest どこにいても人生結果オーライ！

今日はtelecon = 電話会議でした。つないだのはスコットランド某所２箇所、ヒューストン、デトロイト、そしてイタリア某所の４拠点です。テクノロジーのおかげで一拠点にいながら、瞬時に世界とつながり、世界を知ることができる、本当に便利な世の中になりました。

英語を専門で勉強し、英語を使った仕事がしたい

時々、英語を勉強していて卒業後・在学中に留学を希望する大学生や、大学卒業後に国際的に事業展開する企業へ就職し、英語を駆使し海外出張・駐在をしてみたい学生さん（いずれも女性）から、進路について相談を受けることがあります。

すでにある程度英語ができ将来の身の振り方を悩んでいる乙女たちが考える「英語を使った仕事」とは、通訳や英語教師、フライトアテンダントになることを目標にしている人が多いです。もちろんどの職業も立派です。ただ、仕事人生４０〜６０年と、自分の人生を長い目で見た時に、少し専門性にかけるし、自ら動かない限り世界は遠いまま、のような気がします。

企業から見て英語だけができる人は魅力ではない

ようするに、英語プラスαが必要になるのです。

日本で英語を勉強し、アメリカの大学を卒業し、イギリスで大学院を卒業した超generalistでこれといって得意分野がなく苦しんだ私が言うのですから間違いありません。

英語だけできても、決して自分の市場価値は高くなりません。プラスαの知識・技術が必要になってきます。英語そしてプラスαが自分のものになると、Voala! 世界が自ら近くにやってきてくれるのです。

専門性を身につける

専門性というと、ITだったりエンジニアだったり、どちらかといえば理工数系をイメージしてしまいます。英語を専門にしている以上、おそらく理系ではないと思うので、よっぽど興味がなければ理系変更は難しいです。また数字にうとければ、グローバルで活躍できる会計士などの勉強すら億劫になります。

では、私のようなジェネラリストは、どういった専門を身につければ良いのでしょうか。

業界知識を「漠然と広く浅く」身につける

私は４０歳を超えてから今の業界に足を踏み入れました。パートナーにそそのかされたというのもありますが、それでも全く未経験だったので、すべて一からの勉強で正直何から手をつけてよいのかわかりませんでした。一念発起で大学院に進み、産業全体構造と世界産業トレンドや産業独特の技術専門用語などを必死で頭に詰め込みました。また財務・会計・投資などについても情報を読み漁りました。おかげで、ある程度業界全体の仕組みや流れが理解できるようになり、技術や設備の用途なども覚え、すでに２０年以上この業界にいる人たちとディスカッションができるまでになりました。

おまけに、日本ではおそらく一生関わることがなかった業界の方々ともご縁もできました。おそらく日本人女性としては、珍しい業界に足を踏み入れていると自負しています。

世界が密接に感じられる業界

ITも車も電化製品も、医療もすべて世界中で発展している業界です。ただ、先進国日本ではそれらの業界は日本国内だけで十分完結できる技術とマーケットが存在しています。だからいくら国際的産業とはいっても、一つの場所にいながらリアルタイムで世界を感じるのは難しいかもしれません。なんなら All made in Japan が好まれる時代なのでなおさらです。また逆もしかりで、イギリスにいてもイギリス国内だけで成り立つ業界であればなかなか視野もネットワークもイギリス外に広がりません。

私が選んだ業界というのは大まかにいって「エネルギー業界」です。日本は、エネルギー自給率は１０%にも満たない超エネルギー資源輸入依存国です。すなわち、エネルギー業界の大部分が海外取引に頼っている＝海外を感じずにはいられない、海外との関わりを避けては通れない業界なのです。そしてこの業界では、世界規模での人材流動性が非常に高いため、結果諸外国へのアクセスが身近に感じられるのです。

It's a Small World

今日の電話会議では、北米はもちろんのこと、先日出張でいったカザフスタンや中東でのビジネスチャンスについても話し合いました。また会議参加者も皆それぞれが世界中で仕事の経験があり、うち２名はカザフスタンで同時期に同じプロジェクトに携わっていたり、共通の元同僚・ビジネスパートナーがいたことが判明しました。

prosecco.hatenablog.com

エネルギー業界に属していると、本当に世界が狭く小さく感じられます。